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 これら悪魔とその軍隊は、古代の種族や領域の弱さのあらわれである。彼らには数えきれないほどの形がある。根はひとつでも、いくつにも枝分かれしているのだ。いわば彼らは、解放から邪道に陥った、体験、力、知性、欲望、富といった自由を得た信仰なのである。

それは、その領域を広げるために、強欲でもって戦う惑わされた心だ。このように彼らは、人や国の真の価値、つまり利他的な行為の力を、いつのまにか傷つけている。ゆがめられていない目覚めの輝く太陽は、薄明りのなかで変化する渇望となる。

 これらの悪魔は自己中心主義の門から入っていく。不注意な信奉者は知らず知らずのうちに彼らの奴隷になっている。何が何でも満たされたい人々は、永久的な確証をほしがる気持ちにつけこまれ、悪魔に心をつかまれ、骨の髄までしゃぶられるのだ。悪魔たちは大地とその上に住むすべての人を消費し尽くそうとしている。疑い、抑鬱、高慢、神託などが彼らのエサ場である。有毒、不毛、閉所恐怖症などはその残余である。

それらを打ち負かすために、あなたは彼らの悪の領域に踏み込んだ。そして偉大なる戦士王よ、あなたはどんな狂気にも耐えなければならない。

 悪魔たちを直接攻撃することはできない。また遠くから征服することもできない。あなたは彼らの地域に入り、人間の誕生を受け入れたとき、彼らがあなたに入ってくるだろう。彼らは、恐怖や言い争い、誘惑、約束などが並ぶ、あなたの思考のなかに、どっと押し寄せたり、するりと入ったりするのだ。彼らの条件を受け入れたり、彼らと徒党を組んだりするようなことがあってはいけない。あなたの真の忠誠、すなわち広くてすきとおった、真昼の空の条件なしの確信を忘れてはいけない。