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続く3つの章では、悪魔の王子キャブパ・ラグリン(長腕のキャブパ
Khyab-pa lag-rings)による師とその弟子たちへの数々の攻撃と迫害について述べている。仏教の誘惑者マーラに似たこの悪魔の王子は、これらの格闘(もちろん最終的にはシェンラブが勝利する)において、多数の下級悪魔(ドゥ bDud)に支えられている。多くの生き物を正しい道に導き、悪魔から救い、また悪魔の国の4つの邪悪な流れを干上がらせたボン教の救世主の活動は、当然ながら悪霊たちの怒りを買うことになる。
キャブパ・ラグリンは、一時的ではあるものの大きな成功を収める。彼はシェンラブの娘、シェンザ・ネウチュンマ(gShen-za ne'u-chung-ma)を誘惑して連れ去ることに成功する。この冒険の結果、彼女は悪魔の王子との間に2人の子供を産むが、祖父は彼らを悪魔の国から救い出し、あらゆる悪影響を排除する。
悪魔によって数頭の良馬を奪われると、師シェンラブは盗まれた財産を取り戻すために、シャンシュンからチベットへと旅をし、そこで人々を改宗させることになる。
この「伝教の旅」は、私が既に考察した歴史的出来事、すなわちシャンシュンから組織化されたボン教の僧侶たちが宣教活動を行うに至った出来事を神話的に反映したものとして、特に興味深いように思われる。それは、偉大なタントラ行者であるパドマサンバヴァがチベットへ旅した時とほぼ同じように進んだ。パドマサンバヴァは、その魔力によって雪の国の悪魔を打倒し、服従させ、チベットに仏教をもたらしたのである。
シェンラブが行った伝教活動の典型的な例は、コンポの原生林と峡谷地帯で見られた。伝えられるところによると、コンポの暗い峡谷への入り口は、地獄の巨人によって置かれた黒い魔の山に塞がれていた。彼はシェンラブにこう言った。「人間よ、我輩の[境界の]石を越えてはならない! 登りたいと思っても、できないのだ」
師は答えた。「コンポの人々よ、哀れむべき者たちよ! この黒い山が私の行く手を阻んでいるというのか? 見てみなさい、私を締め出せるかどうか!」
そして師は小指でその黒い山を持ち上げ、三つの峠が交わる場所に下ろした。このことからその山は神の山ギャント(Gyang-mtho)、すなわち高き土塁と呼ばれるようになった。