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それゆえ、まずは偉大なる母へ敬礼!

虚空の母サティグ・エルサン(Sa-trig er-sangs)は、

その身の色、黄金の精髄のごとし。

装身具も、衣も、天上の宮殿も、

黄金の光を放ち、美しく輝く。

右手には輝く黄金の鏡を掲げ、

宝石のごとく輝く二頭の力強い獅子の玉座に座す。

その祝福により、生きとし生けるものの安寧をもたらす。

偉大なるサティグ・エルサンに敬礼!


知恵の神、シェンラ・ウーカル

その色彩は水晶の精髄に似ている。

その華麗な装束、衣服、天上の宮殿は

水晶でできていて、水晶の光を通して美しく輝く。

その手には鉄の鉤を持ち、慈悲をもって人々を導く。

宝石のように輝く二頭の力強い象の玉座に座る。

その慈悲によって、生き物たちに幸福をもたらす。

偉大なるシェンラ・ウーカルに敬礼! 


最も優れた効果的な手段(ウパーヤ)である世界神サンポ・ブムティは、銀の精髄のような色彩を呈する。

その装束、衣、天上の宮殿は

銀でできていて、銀色の光を通して美しく輝く。

その手に尊い旗を掲げ、

宝石のように輝く二羽の至福のガルーダ鳥の玉座に座る。

魔法の創造によって、生き物に幸福をもたらす。

偉大なるサンポ・ブムティに敬礼!


智慧を完全にそなえた師、シェンラプ・ミウォは、

宝石のごとくその色彩を輝かせている。

その装身具、衣服、そして天上の宮殿は、

宝石さながら、宝石の光に照らされて美しく輝く。

その手には黄金の笏(しゃく)を携え、

宝石のように輝く「輪」を伴った九重の玉座に座している。

光を放つことで、あらゆる生きとし生けるものに安寧をもたらす。

偉大なるシェンラプ・ミウォに敬礼! 



 三尊を構成する個々の神格――シェンラ・ウーカル(gShen-lha od-dkar)、サンポ・ブムティ(Sangs-po 'bum-khri)、そしてシェンラプ(gShen-rab――は、五つの形態をとって現れる(おそらくマニ教の影響によるもの。同教において「五」という数が極めて重要な意味を持つことは指摘した通り)。

シェンラプには、身・口・功徳(ヨンテン)・事業(ティンレー)・意(トゥク)に対応する五つの形態が存在する。「世界の神」や「智慧の神」についても、それに対応する五つの形態にそれぞれ固有の名称が与えられている。例えば、「口」を司る「世界の神」はイェダル・ムティ(Ye-bdal mu-khri)と呼ばれる。こうした神格の特殊な形態は『セルミク』に鮮明に描かれていて、色や属性によって厳密に区別されている。