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ラマ教(チベット仏教)と同様に、恐ろしい[憤怒相の]神々(Khro-bo トボ、サンスクリットでKrodha devataクローダ・デーヴァータ)は数限りない。それらは、一つまたは複数の人間や動物の頭部を持つ姿で表される。豚、馬、牡牛、あるいは虎の頭部を持つ神々が存在する。中でも究極の怪物と言えるのが、教法の守護者(ダルマパーラ)の九つの頭を持つ巨大な怪物「怒りの王(dbU-dgu-pa)」である。中国の王コンツェ(Kon-tse)の寺院を襲おうとした悪魔たちとの戦いに、シェンラブ(gShen-rab)はこの怪物を投入した。
恐るべき姿をした彼の姉妹シド・ペー・ギャルモ(世界の女王)は、三つの目と六本の腕を持っている。彼女はラマ教(チベット仏教)におけるシュリーデーヴィー、あるいは怒りの相を呈したターラーのボン教における姿であると考えられる。そして何よりも、「炎をまとう虎の神」であるタクラ・メバル(sTag-lha me-'bar)の存在が挙げられる。その恐ろしい姿については、L・ A・ ワッデルがラマ教(チベット仏教)に関する著書の中で詳述している。