補遺 1872年のベンガルにおけるムスリムの割合 



イスラーム化が遅かったチッタゴン地区ではあるが、この時期(1872年)には70-80%がムスリムになっている。奴隷売買がまださかんだった17世紀頃は、仮に6割がムスリムであったとすると、4割がヒンドゥー教徒であったと考えられる。17世紀のアラカンにおいて、ヒンドゥー教徒はかなり少数であったとはいえないだろう。