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これらの神々を完全に論理的な方法で分類することは不可能である。その理由の一つは、しばしばその土地の祖先神に関わるものであるからだ。これは各地域が本来それぞれ独自の最高神、とりわけ「祖先の山」としての神を擁していたことを示している。
参考文献No. 38に挙げられたリストには、個々の神々(srid pa'i chags pa'i lha dgu)と特定の山々との対応関係が明確に示されている。その筆頭に挙げられているオデ・グン・ギャル('O de gung rgyal)は、今日でもオルカ('Ol kha)地方にある山の名前として知られている。
チベットの王たちも同様である。彼らのうち7人は山々に降臨している。その内訳は、コンポ(rKong po)のラリ・ギャント(Lha ri gyang tho)に降りた3人(ニャティ・ツェンポ(gNya' khri btsan poら)、ラサのポタラの2人、ヤルルン(Yar klungs)のシャンポ・ラツェ(Sham po la rtse)の2人となっている。
祖先が降臨した、あるいはその地で暮らした山々は特別な神聖さを帯びるようになり、そこには天地開闢や神々の起源を説く物語、あるいは複雑な哲学的解釈が結び付けられるようになる。そうした山々は、その神聖さゆえにある意味で国の魂となり、国の永続性を保証するとともに、山麓に暮らす人々に加護をもたらす存在となる。
この種の山として最も有名な例は、西チベットにあるティセ(カイラーサ山)である。それは、八方に広がる敷物の上に立つ日傘のように、天空の下にそびえ立っている。この山は「世界のへそ」(ジャンブリン・テワ
'Jam bu gling lte ba)であり、天空の女神ナムチ・グンギャル(gNam phyi gung rgyal)、あるいはシパイ・マン(Srid pa'i
sman)の座する場所でもある。
ティセ(Ti se)は「ボンリ(Bon ri)」、すなわち「ボンの山」であり、あるいは「シャンシュン・ボン・リ(Zhang zhung bon ri)」、すなわち「シャンシュンのボンの山」でもある。それは「ラリ(bla ri)」、すなわち「魂の山(霊山)」であり、「ラ・リ・ガン・カル・ティセ(bla
ri gangs dkar Ti se)」とも呼ばれる。このシャンシュンの魂の山は、天へと昇ると同時に天から降りるための梯子(mtho ris them skas)であり、したがって、天と地を結ぶ「天の縄(dmu
thag または gnam thag)」と同じ機能を果たしている。
シェンラブ(gShen rab)の化身はこの山に降臨した。そこにはゲクー(Ge khod)の神々の集団が宮殿を構えている。『パドマ・タンイグ』(Pad ma thang yig)が伝える伝承によれば、これらの神々は360柱にのぼる。ティセ山(カイラース山)を、360日からなる一年がその周囲を巡る「世界の軸」と見なす考え方は明白だ。
この山は、水晶でできた巨大なチョルテン(mchod rten 仏塔)、あるいは様々な神々の種族が住まう宮殿としてイメージされている。山にはギャ・タク(rgya stag 中国の虎)、ルベー(rus sbal 亀)、ジャ・マル(bya dmar 赤い鳥)、ユドゥク(g.yu ‘brug ターコイズ色の龍)」という四つの門があり、それぞれが東・北・西・南の四方位を守護する役割を担っている。