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ここで注目すべきは、同一のテクスト内に様々な構成様式が併存しているという点であり、それらの個々の要素は、明らかに異なる地域、社会集団、あるいは伝統に由来するものである。
宇宙開闢や神々の系譜、あるいは一族の起源にまつわるこうした伝承は、地域によって差異はあるものの、特定の家系において伝統として語り継がれる限り、その命脈を保ち続けることができた。そこに含まれる「神を起源とする」という主張が、当然ながらその存続を後押しした。また血縁関係やその他のつながりを持つ別の一族へと、こうした家系の伝承が引き継がれるケースもあった。これらの神話を詳細に分析すれば、そうした相互の影響や融合の跡をはっきりと見て取ることができる。
そこには様々な形の融合が見られる。最も重要なのは、仏教によって公式に認められ、『五部遺教』すなわち「カタン・デンガ(bKa' thang sde lnga)」のような初期の文献にもすでに登場していることである。
これらの文献は、仏教以前の思想の側面や、仏教内部に根強く残存する要素を伝えている。例えば、サキャ派(Sa skya pa)、ユトク派(g.Yu thog pa)、タクルン派(sTag lung pa)、パクモドゥ派(Phag mo gru pa)などの文献が挙げられる。それらは「卵」と最初の神的存在であるイェモン・ギャルポ(Ye smon rgyal po)から世界が創造されるという記述から始まり、やがて、山中で奇跡的に誕生し、龍、虎、禿鷹に守護された神聖な祖先へと至る物語が繰り広げられる。