一日のスタートのメディテーション 

朝、一日を開始するメディテーションはその日一日の色調を決めることになる。一日をポジティブな調子で送るために、日が昇り始めるとともにこのメディテーションをおこなうとよい。できるならば屋外で、室内なら東向きの窓のそばでこれをおこなう。そうすれば顔面に太陽の光を感じられるだろうから。

 

1 まず金色か黄色のキャンドルと太陽を連想させる香り、たとえばフランキンセンス(乳香)のインセンスに火をともしてください。

2 両手を膝の上にのせ、両目を閉じて、楽な姿勢で椅子に坐ったら、つぎの言葉を口にしてください。「夜は過ぎ去った。輪(ホイール)はまた一回転した。暗闇は去ろうとしている。太陽はまた昇る。太陽とともに光と希望がやってきた。それはわが小道を輝かし、行く道を照らし、一日わたしを導くだろう」

3 坐って呼吸を整えてください。あなたは静かに、ゆっくりと息を吸い、吐いてください。目を開け、太陽が地平線から昇り始めるのを見てください。そしてあなたのまわりの空気の変化を聞いてください。世界が目覚めるときの異なる音を聞き分けることができますか。以前そこになかった、生きている何かを感じ取れますか。

4 太陽が完全にその姿を現したとき、あなたは両手を挙げてそれを歓迎し、言います。「光はやってきた。一日ははじまった。大地はまどろみから目を覚ました。今日は新しい始まりに満ちた新しい一日である。わたしは太陽のように光と希望に満ちている。わたしはこの新鮮な一日を迎えることができてうれしくてたまらない。わたしは祝福されて生きている。この贈り物に感謝でいっぱいだ」

5 キャンドルを消し、インセンスの火を燃え尽きるままにしてください。そしてあなたの一日を若返らせ、活力を取り戻させてください。

 

 


⇒ つぎ