元素と方向
それぞれの元素は方向、季節と関係がある。ジュンツィ・メン・ンガク・ダウェ・ウーセルの中に、宇宙の基礎たる大いなる宇宙亀と関連して、どのように元素が空間の中に位置づけられるかの記述がある。
亀(ルペル)の五つの部分に関する教えがある。幻影の亀として現象世界を代表する方法によって科学(占い)が確立されている。この教えの深い意味は理解されねばならない。
世界の基礎に亀は仰向けになって寝ている。その頭は南を向き、火の元素を示す。右側は東の方角、元素は木を示す。左側は西の方角、元素は金属を示す。その尾は北の方角、元素は水を示す。四肢は中間の方角(北東、北西、南東、南西)を示し、元素は地に相当する。
これら占星術的計算の科学はすべてこの基礎の上に確立されている。
地がとくに重要な場所を占めていることは特筆すべきだろう。これは何通りにも解釈される。地から力が現れるとき、それは天空の四つの元素と接触し、それは方角として中央があてがわれ、四つの中間点となる。ほかのソースによれば、地の元素は四つのほかの元素から成り、相互反応の結果として現れる。それゆえ特定の方角があてがわれることはない。
一年の中でそれぞれの元素が季節の一つを占める。春は木が、夏は火が、秋は金属が、冬は水が占める。しかしそれぞれの季節の終わりにその特徴的な元素は力を失い、このときまで隠れていた地が優勢になる。つぎに来る季節が力を増して、ほかの元素が取って代わる。こうして地の元素が季節の間には力を示す。それぞれの季節は四つの方角と結びついているので、地は中間の方角と結びつくことになる。
宇宙亀、こと亀輪図 rus sbal 'khor lo