ビルマにおける大衆の瞑想運動
イングリッド・ジョード 目次 宮本訳
イントロダクション
1 新しい信者層の台頭と三つの動き
新しい体制のかたち
世俗の団体の出現
コパカ・アプウェ、ウー・ヌ、そしてマハシ・タタナ・イェイッタ
実践のシステム化と制度の定例化
世俗の信者たち:だれが瞑想する?
サンガ機構のためのサティパッターナ瞑想の実践の意味
新しい宗派の準備:聖なる特性と「パリヤッティvsパティパッティ」
聖なる特性のカテゴリーとMTYのステータス
パリヤッティvsパティパッティの団体
2 サティパッターナ・ヴィパッサナー瞑想現象論
方法論的思考
サティパッターナ・ヴィパッサナー瞑想:マハシ法と正統派の創建
マハシ教育法における「物事をありのままに見る」重要性
ダンマの努力とヨギと師の関係
洞察力の進歩
入門:瞑想修行における熟達と方法の自信
洞察
意識の変容:洞察の最終段階
ソータパンナ:私的な洞察と公的な承認
モラルが原因の知識としてのヴィパッサナーの洞察
瞑想、歴史、そしてサーサナ社会の基礎
3 聖なる贈与と誠意の政治
軍事政権に与える
ダーナ:浄化の倫理的基礎
政府の側面:ミンガラ社会
僧侶をめぐる派閥とモラルのある共同体
誠実さの政治
意図のシステムとしてのダーナ
レジームのモラルの価値づけとしてのダーナ
4 法の二重性 僧侶、性、抵抗
暴力に焦点:野へ
かわるがわるの行動面
尊敬される僧侶と彼を捕えようとする政府の試み
大衆の瞑想と法の二重性
サンガ、国家、俗世
性とパワーの実体化
行動面とモラルの論議
5 力の関連性から権力の関連性へ 象徴的合法性のダイナミズム
政治的主張、実践、イデオロギー
ビルマの支配者たちと王位を狙う者たち:独立後の結果
ラングーンの屠殺人:セイン・ルイン
仏歯、一新したシュエダゴン、白い象:道理にかなうこと
正当性を知るほかの方法
より広大な宇宙にふさわしい力と権威
知識の複数の枠組みとソース
エピローグ