猫魔術のためにディアーナを呼ぶ
<必要なもの>
●あなたとあなたの猫
●花瓶の白いバラ
●ジャー・キャンドル(壺型のロウソク)
●ライター
アラディアが信者たちに満月の日のディアーナの呼び方を教えて以来、この呪文をかける最適の時間は満月の夜です(あなたの猫は長く坐っているかもしれないし、いないかもしれない) あなたの猫の機嫌がよさそうなら、この呪文を試みてください。ただし猫に強要してはいけません。猫をやさしく抱き上げ、適当な地点を見つけ出したら、そこにあなたとあなたの猫は坐ります。あるいは昇ってきたときの月の光の下に立ちます。もしあなたの猫が外にいるかのようにふるまったら、屋外でためします。もしうまくいかないなら、月が見える窓を選び、その内側でおこないます。複数の猫を飼っている場合、一度に一匹の猫に呪文をかけます。あるいはより興味を持っていそうな猫に試みます。
<実践>
キャンドルに火をつけ、あなたが選んだ場所に置いてください。水を満たした花瓶にバラを一輪さします。花はディアーナへの捧げものです。さあ、猫を腕の中にやさしく抱き上げてください。つぎに地面かフロアの上に坐ってください。あるいは猫をやさしく抱いたまま、そこに立ってください。つぎに自分自身を中央に置き、あなたと猫にそそがれる月の明かりを感じとってください。それから静かにディアーナを呼びます。
魔女の女王、ディアーナよ、今夜私はあなたを呼ぶ
輝く月のもと坐る、あるいは立つ私の声を聞け
わたしをたたえよ、私の魔術的な猫科の動物をたたえよ
あなたの導きと保護がなくなりませんように
さて、月へキスを投げかけ、猫とともにそのお返しを受け取ります。もしあなたが室内にいるなら、おなじ挨拶を月に向かっておこない、それからあなたは両手を広げます。そして猫をやさしくおろすと、猫はふだんの姿にもどるでしょう。それからつぎのような呪文を唱えます。
満月の光を受けてこの呪文ははじまります。私が願うように、あらしめよ。それでいてなにものも傷つけませんように
*「そうあらしめよ」(so mote it be)と「なにものも傷つけませんように」(let
it harm none)はペイガニズム(異端信仰)の慣用句。
バラをあなたの部屋に移してください。バラが枯れるまで、できるかぎり目を楽しませてください。およそ一時間、ジャー・キャンドル(壺型ロウソク)の火は消さないでください。このキャンドルは、ほかの猫魔術をおこなうとき、自由に再利用できます。バラがしおれてきたら、花弁を砕き、乾燥させます。月の魔法がかかった花弁は、あとで猫のおまじないをするときのために取っておきます。
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