猫もどしの呪文 

 あなたの猫がどこにいるか特定するために妖精を呼んで助けを借ります。これはたいていうまくいくものです。あなたが特別であることを確認しなければなりません。もしうまくいかないなら、近所でひかれた迷子猫を発見することになるかもしれません。『庭のウィッチクラフト』のなかで書いたように、死んだばかりのいとしいオレンジ色のトラ猫を求めて、私の娘が妖精に向かってお願いしたことがありました。娘はじっさい、妖精に新しい猫を授けてくれるよう祈ったのです。すると妖精たちは呼応して、近所のすべての猫を我が家の玄関に送り込んだのです。

 あなたの猫が行方不明になったら、それは胸が張り裂けるような苦痛の体験です。一部の家猫はこっそり抜け出して外の世界を謳歌しているかもしれません。あなたがまずすべきことは、近くのエリアをまわって隣人にたずねることです。それから動物保護センターをチェックします。だれかがあなたの猫を見つけているかもしれません。必要ならあなたの猫の写真入りのチラシを作りましょう。謝礼金のことも記載しましょう。つぎの魔術をおこなうとき、あなたの猫が帰ってくるようお願いしなければなりません。この呪文によって願いがかなうようあなたはいくつかのことをしなければなりません。

 

<必要なもの> 

●行方不明になったあなたの猫の写真 

●自然に落ちたあなたの猫の毛。ブラシや家具から見つける。

●白いキャンドル 

●調和したデザインのキャンドル立て 

●マッチかライター 

●魔術をおこなう安全で平らな祭壇 

 

<実践> 

写真をあなたが見えるところに置きます。猫探しのチラシを作っているなら、それも同様に置きます。キャンドルの側面に羽を深くしっかりと彫ります。それは妖精猫を表わしています。あなたが刻んだキャンドル上の線からロウのなかに深くあなたの愛と気がしみこんでいくさまを思い浮かべてください。呪文の意図に集中してください。猫が戻ってきますようにという願いに。それからあなたの猫の名前をキャンドルの側面に刻みます。それからブラシをチェックし、そこから毛をひとつまみ取ります。そして毛をキャンドル立てに置きます。それからキャンドル立ての毛の上にキャンドルを置きます。しばらくたってからあなた自身を地面の中央に置きます。準備が整ったら、白いキャンドルに火をつけます。そしてつぎの詩を三度読みましょう。

 

妖精猫よ、どうか私の願いを聞いてください。今夜、明るく輝く月のもと、羽を広げて近隣の地域をまわってください。すぐに家に戻ってわが胸に飛び込むよう猫を促してください。猫よ、帰ってきて。この魔女の呪文によってもう一度抱きしめたい。

 

 銀のヒモがあなたの手から伸びて、あなたの猫の首輪に届くさまを思い浮かべてください。ヒモをやさしく、しかし力強く引っ張ると、あなたの猫は小走りにもどってきます。その様子を思い浮かべてください。そしてつぎの呪文を唱えてください。

 

炉辺と家庭のすべての魔術によって、私の隣で安全に過ごせよ。もうけっしてさまようことがないように。

 

 キャンドルはそれが安全な場所で燃え尽きるまでそのままにします。あなたの猫の居場所が特定できたなら、妖精猫に助けてくれたことを感謝しましょう。もしこれらの猫の一匹が外を散策するのが好きなら、首輪にあなたの住所と電話番号が記入されたIDダグを首輪につけてください。