第3章 (概要)
ジョルはドゥクモに山へ行って野生の馬を捕まえてくるよう頼んだ。この馬はジョルの愛馬となるはずである。ドゥクモは歌でこたえた。
「ジョルが魔術師でないかぎり、この山々のなかで、どうやったら一頭の馬を探せるかわかりません。馬がどこにいるのか、どのような見かけなのか、教えてください」
ジョルは馬の外観と中身がいかにすばらしいか、歌いながら描いた。ドゥクモとジョルの母ゴクサは山へ入って駿馬を探した。そして見事に馬を探し出し、その神聖さを讃える歌をうたいながら、ジョルのもとにもどった。