１　

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自身が作った迷路の中をネズミのように走り回りながら

愛と憎しみの解けない結び目にしばられた思考の幻想のなかで

おびえ、あるいは欲して

土を振り回しながら非難し

気ままな怒りで大自然を汚染し

逃走のため、あるいは自己正当化のために精神的実践を用い

ざらつく耳障りな呼吸（いき）を送りながら

生きている死体が生者と死者の肉体をガリガリかじるほどの

激しい総力戦に活力を与えている。

運命の腐りゆく市場で

幽霊男と悪魔女が狂気の論理の体制を永続化しようとして

心を物々交換し

また割れた鏡の断片を集めれば顔を復元できるかのように

破片をかきあつめている。

死にもの狂いで喜びの約束を売買しながら　

行方不明の子どもたちを探し　

悲しみで満たされた車を犬に引かせながら　

見捨てられた公園を横切っていく。

燃える鉄の檻のこの世界には

聞こえないすすり泣きと閉じ込められた叫び声が充満している。

まるで煙が充満して暗いなか

溶解した鉄檻の縦棒をなめているかのようだ。

渦巻く地獄のかすかにちかちかする光の中で　

利己的な叫び声をあげながら　

強く望むのは呼吸である。　

悲しみの形をした光ははっきりと、それとわかる。　

われわれの傷ついた心の空虚な部屋で　

苦しんだ息のリズムで　

われわれの暴力的な言葉の熱望する本質において　

あなたの堅固な領域に覆いをかぶせる幻覚の

濁った嵐の雲のなかで　

あなたを呼びます、おお偉大なるダラ戦神、われらの守護者よ。　

われらはあなたを探し求めます。　

おお、慈しみのある導き手、大いなるニェンの神よ。