十字路 

 二つの道が交わるところには可能性が生まれます。フードゥー教徒のわたしたちは、新しい機会につながる道を開く呪術をおこなうために、あるいは人生のなかで欲しないもの、たとえば悪運や悪人などを自分から取り除く呪術をおこなうために、十字路を訪れる。フードゥー教徒は十字路から旅のはじまりを連想します。それゆえ十字路はお守りの呪文として用いられることが多いのです。墓場のように、十字路は移り変わりを象徴します。大きな違いは、それはぞっとする終わりの意味を含む言葉ではないことです。

 ルイジアナのこのあたりでは、十字路にさしかかるたび、道の曲がり角に捧げものが目に入ることでしょう。こうした習慣はアフリカの多くの地方でも一般的です。そうしたところでもフードゥー教が信仰されているからです。十字路はまたあなたが作り出した呪術の残りを処理するのに最適な場所と考えられています。というのも十字路は一般的に、魔術におけるニュートラルな場所とみなされるからです。だからもしあらかじめ力のあるものを作り出していたなら、そしてそのパワーを中和したいと考えるなら、呪術をおこなった残りを取り出して十字路に置いてくださあい。その日が過ぎるまでに、パワーは消えていることでしょう。

 十字路に関連した呪術は、夜遅くか早朝におこなわれるのがいいとされます。呪術をおこなうとき、そのことを覚えておいてください。最大限の効力を得るために、深夜と翌朝の間にそこへ行くべきだと主張する人々もいます。