二日目、三日目
つぎのふたつの儀礼のためには清浄さが必要となります。だから始める前に個人的な入浴をすることが重要です。またあなたが使うバスタブがとても清浄であることを確認してください。これをしっかりやれば、バスタブに熱水を入れることでスタートをすることができます。そして入口通路を作るために、キャンドルに火をともします。つぎに卵を割り、ハーブや白い花弁、スパイスを加える前に湯に落とします。ミルクとハチミツの中にそそぎ、あなたが作った入口を通ってバスタブに入ってください。混合物からは甘い香りが放たれています。これを楽しみ、あなたの心の中にポジティブなイメージが現れるようにしてください。このバスタブのお湯に五度入ってください。浴槽から出るたびに、昇る太陽の光を浴びて花弁が開くように、まわりの世界のポジティブなエネルギーのなかに自身を開いてください。
これらを終えたら、バスタブから出てください。そしてもう一度、カラのコップでバスタブの湯を掬ってください。もし丸ごとのナツメグを使うなら、少なくとも一つをコップに入れてみてください。それから残りの湯を排出してください。あなた自身の体を乾燥させて、外に踏み出してください。このときは東を向いてください。水(湯)の入ったコップを頭の上に置くかわりに、胸に近づけて持ち、つぎの言葉をとなえてください。
喜びとうれしさを持ってこの日を迎えます。世界がわたしに与えた祝福をわたし自身が受け入れます。わたしは光、愛、人生のすべてへのポジティブさを引き寄せます。わたしはすべての善良な精霊をわが心に、わが家に迎え入れます。
太陽が昇る方向に水(湯)を投げ捨ててください。髪のベトベトを洗い流したいと思うかもしれませんが、もう少し待ってください。完全に乾くまで儀礼が与えたすべてのポジティブ・エネルギーを吸収するだけの時間が必要です。個人的には、翌日の儀礼の準備をする一日の終わりまでは洗い流したりはしません。しかしもし洗い流さねばならないなら、体が乾いたらすぐにそうしてください。こうしてうまくこの儀礼を終えることができたのです。おめでとうございます。真正のフードゥーの魔術をおこなったのです。どういうふうに感じますか。魔術の虜になったとしたら、つぎはオイルづくりをはじめるときです。