フードゥー教入門第7章 

魔法のキャンドル 

 魔法のキャンドルは一般的にフードゥーの実践に使われます。呪文をかけるときやパウダー、オイル、ルート(根)などのエレメントとして用いられるのです。フードゥー魔術の外殻としてキャンドルはある種の光を作り出し、それであなたのサイキックのエネルギーに照らし、引き出すのです。サイキック・エネルギーのレベルが上昇したとき、あなたは自分の思考を意図の方向へ正確に投じることができます。だからこそ瞑想を含む多くの実践はキャンドルの利用を求めるのです。

キャンドルは光を分配しますが、それはあなたのスピリチュアルなオーラと同調した輝きなのです。魔術に使われるエレメントは魔法の方程式をなすものの一部にすぎません。しかしそれによって魔術ははっきりと効果を表すようになるのです。魔法の方程式をなすもうひとつのものは、あなたの心です。このプロセスにキャンドルがあることで、あなたの心を中核に持ってきて、焦点を当てることができるのです。それゆえわたしはキャンドルの魔法を愛するのです。いかに混乱し、道を失っているように感じたとしても、キャンドルを置いたとき、あなたの心は問題の中心に据えられ、注意散漫さはなくなります。そして魔術を効果的におこなうことができるようになるのです。この章ではこのプロセスとコンセプトをさらに探っていきましょう。