見過ごしてはならないという警告 

 愛の魔法を作るとき、その魔法に執着するあなた自身の感情を見過ごさないようにしてください。もしあなたの「意図」が魔法をかける相手への愛や純粋な願いから出た「よい」ものでなければ、あなたは心の平安を保つことができないでしょう。あなたは魔法に関して罪悪感を覚え、それが定着すると、潜在意識からおこなっていることが適切でないという明白なメッセージを受け取ることになるでしょう。この感覚を覚えたときはいつでも、それが愛の魔法であろうとなかろうと、中止することをすすめます。ほかの選択肢を考えてください。問題は、あなたがかけようとしている魔法が正しいかどうか、あなたが探しているパワーを活性化するためにあなたの「意図」が十分明白かどうかである。

 愛の魔法を作るとき見落とすべきでないもう一つの兆候は、この人物があなたに対して持っている感情が純粋でないとあなたが感じるかどうかです。あなたはすでに魔法がかけられる対象である人物とある種の相互作用関係を持っています。しかしそれは「愛」に発展していかないのです。この場合、あなたがこの人物にたいして抱くのとおなじようには、この人物はあなたにたいして感じていないのです。

 もしあなたがそう感じたなら、魔法はもはや機会を創出する方向へは向かっていません。かわりにあなたの「意図」は、あなたに恋するように働きかけるのです。これは正しいことではありません。あなたはまた中毒になりがちな性格を示すふるまいには警戒すべきです。もしその人物がドラッグやアルコール依存症の過去があるなら、あなたは魔法をつづけることにしり込みすることでしょう。というのも適切な雰囲気が作り出されたとしても、彼らの依存症になりがちな傾向を高め、あなたへの愛情というより、あなたに取りつかれたようになってしまうからです。こんなことをあなたは望んでいないでしょう。

 最後に心の健康に注目しましょう。メンタルの問題を抱えている人、あるいはうつ病、不安症などと戦っている人は愛の魔法をかける候補としては理想的ではありません。あなたの判断をくもらせないようにしてください。感情的、情緒的な変化を見逃さないでください。魔法を取りやめる品性を保ってください。無理にやり通そうとすると、かえって双方にしこりを残すことになってしまいます。