先祖の精霊に助けを求める
あなたがフードゥーを実践するとき、すぐに学ぶことになるもののひとつは、カルマについて積極的に信じているわけではないことです。儀礼のやりかたに通じるにしたがい、おそらくあなたはわたしの観点から物事を見ることができるようになるでしょう。そうだとしても、クリスチャンとしてのルーツがあるため、わたしたちの多くは強いモラルと倫理的な信仰に導かれます。正義の呪文を唱えると決めたとき、あなたは通常正しい威厳に満ち、あなたとおなじ血が流れ、ルーツをおなじくする先祖以上にこの痛みを理解できる人はいません。それぞれ、そしてだれもが人生において、ある時点で、不公正の被害を受けています。おそらく公正さを得るほど十分に長生きすることはできないのでしょう。
このように魔法をかけるときに先祖の精霊に頼むと、彼らは喜んであなたを助けてくれるでしょう。彼らはもっぱらこうしたタイプの魔法では助けてくれるのです。それは運命的要素を助長するのです。フードゥーの実践において、一般的な集まりではこのことについて語られることはありません。しかし先祖たちはこういったとき、わたしたちを助けてくれるものなのです。彼らがあなたの魔法を援助してくれるとき、繊細な物事をうまく扱えなかったとしても、その重荷を取り除いてくれます。言い換えるなら、あなたの魔術が生き生きとしたものになるよう、彼らが助けてくれるのです。どんな事態になったとしても、うまく対処してくれるのです。幸い、あなたは失うものがありません。しかしあなたはこの魔法を行う際、彼らが喜びそうなものをささげて、しかるべき敬意を払わねばなりません。この本を通じてつねに言ってきたように、すべての魔法には満たすべき条件があります。正義の魔法によってあなたがすべきことは、先祖が満足しているという確信を持つことなのです。それ以外のことは、先祖たちに任せておけばいいのです。