中国雲南とミャンマー・カチン州の国境近くの休憩小屋に棲む子猫。集まってくる蝶の大群を
捉えようとするが、ほとんど空振り。蝶も余裕でひらりとかわす。ところがそこに現れた難敵は
鶏だった。鶏の嘴攻撃はすさまじく、何羽かはついばまれてしまった。蝶社会は大パニックに陥った。
休憩小屋には何種類もの蝶が集まるが、この瑠璃色の蝶はとくにきれいだ。
どうやら人がこぼすジュースの甘みにひかれてやってくるようだ。
神の造形としか思えない美しい蝶。色合いやグラデーション、それに
まぶしたような鱗粉まで、神は芸術の天才だった。
中国雲南省独竜江で見つけた死にかけていた蝶。救ってやりたいけど、
傷を治す方法を知らなかった。いずれ蟻の食事となってしまうだろう。
ベトナム中央高地コントゥムにいた蝶。擬態といえるほどではないかもしれないが
葉脈が透けて見えるので、外敵の目をくらましているつもりなのだろう。