夢幻シャーマン:Landscape 3

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恍惚として、黄金の夢を見る
一年のある時期の夕方、ラサ北方100キロの聖なるナムツォ湖は黄金色に染まる。この風景の右手には聖山ニェンチェン・タンラが隠れている。吟遊叙事詩人ツェラン・ワンドゥが13歳のとき巡礼していたのも、この聖湖だった。彼は湖上に馬に乗った武将(ケサル王だろうか)の姿を見るや、意識を失ってしまったという。