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天に突き刺さる寺 私はあえて下から這うようにして登った。危険があったほうがより霊性を感じることができると思ったからだ。古代のチベット人が好んで崖の上に寺を建てたのは、精神性を追求してのことだった。 頂上にはノノ(領主)の宮殿もあった。ノノはラダックの使節を歓待しながら、隙をみてこの断崖から突き落としたという。 (インド・スピティ・ドゥンカル寺)