漫画 ケサル王 第1巻
競馬で勝ち、王位に就く
006−007
第1回 事の起こり
ゴク部落 遊牧民のテント村
メトラツェ 牧草地に容器を持って立つ美女
「乳しぼりはあたしらに任せなさい」(笑顔のおばさん)
「大丈夫ですよ。この牛たちは私の言うことをよく聞くんです」(メトラツェ)
「ほんと、トンパ・ギェルツェンはいい女房をもらったわねえ」(おばさんの会話)
「そうね、竜王の娘らしいわね」
「それならゴク部落に幸運をもたらすかもしれないわ」
[註] ゴク部落(’Gog) メトラツェ(Me tog lha mdzes)
メトラツェは、のちのケサルの母親。竜王の娘だが、人間世界のゴク部落の王の王妃となった。
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