040−041
(光の玉を持つ妖術使い)
(腰の刀に手をやるギャツァ。後ろに赤ん坊を抱くメトラツェ)
「ジョルをよく見て。ここはおれに任せて」
(刀を抜いて妖術使いにとびかかるギャツァ)
「妖怪め! 命もらった!」
カシャーン! (刀が玉に当る)
(黒い霧の中のトトン。とまどっている)
「こわっぱめ、なぜ死なぬ。ゴンパ・レツァでもギャツァに勝てぬか」
(熟考するトトン)
「センロンが戻ってきたら面倒だ。ここは自分でやるしかない」「変化(へんげ)の術を使おう。だれにも正体は見破られぬ」
(ライオンのような巨大ネズミのバケモノが現れる)
(バケモノ、メトラツェとジョルの母子に襲い掛かる)
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