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(広い空、高く舞う鷲)

外がこんなに広いなんて 

(森の中を歩く少女ドゥクモと愛犬) 

「馬に乗って来ればよかったけど」「でも牛も馬もジョルにほとんど殺されてしまったから」

「よくもまあ、あんなこわいやつのところに助けを求めに行くものだわ。お父さんもよ。わたしを行かせるなんて……」

「……」(犬)

「あなたもそう思うでしょう?」

「ワン!」(犬)

「でしょ!」「やっぱりわたしの犬だわ!」(満面嬉々とした少女)

スタスタスタ(速足で歩く少女と犬) 

(怪訝な表情の犬のアップ)

「え?」(犬、走り始める)

「どうしたの?」

「だれか人がいるようだ」(犬)

「じゃあ隠れる場所、探さなきゃ」

(そのとき少女の足がひもに引っかかる)


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