132−133　

ヒヒヒーン！　

（雪のかたまりから馬が飛び出してくる）

（驚く少年ジョル）

（ジョルもジャンプ）

（馬の高さに達する）

「馬よ！　おれが相手だ！」

（ジョルをなめた目つきで見る馬）

（ジョル、両手で馬を捕まえようとするが、失敗。空をつかむ）

（しかしかろうじて馬の尾をつかむ）

「やったわ！」（ドゥクモ、喜ぶ）

「お馬さん、動かないでね」（ジョル、弱気）

（ジョル、尾を持ったまま左へ右へと動き回る。馬はジョルを振り落とすことができない）

「ハハッ」（と調子に乗るジョル）

「どうだい、こんな気分はじめてだろう？」


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