202−203
(王座の前に立つ長老の総監、センロン、キャロ。馬から降りるジョル)
(総監が神聖なる矢をジョルに渡す。片膝をついたジョル、頭の上で矢をうやうやしく受け取る)
(センロン、ドゥクモ、ギャツァは感無量といった表情)
(トトンだけが苦虫をかみつぶしたような表情)
「どれだけ計略を働かせたと思ってんだ!」
(冷静な表情で見る蓮華生大師)
ジョルは王位に就き、「世界獅子大王ケサル」と名乗るようになった
(王座で神聖なる矢を高く、天に向かってかかげるジョル)
(群衆は興奮のるつぼ)
(献上品がつぎつぎとケサルに差し出された)
「大王さま、この袷(あわせ)をお試しください!」
「大王さま、この経かたびらをお召しになってください!」
「大王さま!」「大王さま!」
(ケサル、あまりの献上品の多さに目を回してしまう)
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