部落の由来

 サフチ…最初の家族サプチザンは中央チベットのタグロンからやってきた。はじめ四,五家族にすぎなかったが、タウェグ(大万戸)のころに栄え、ロンウォ寺を建てた。詳しくは前章を参照。

テウ…古くから三つの部落があった。現在糧油公司がある場所にゲリン寺が建てられた。

この寺の僧侶をガルワ(テントを建てる人、の意)と呼ぶが、ガルワがやってきたことによってテウができた。

ソグル…河南県のモンゴル人がレコンに寄ったとき常宿にしていたのがソグル。チンギス汗の時代にソグルになった。

マパ(ドンカム)…最初にロクマ部落があった。北東からジャムが侵攻し、ジャムコル部落になった。ズナン部落、ついでカワルマ部落がジャムコル部落の上方に移動してきた。長い間にそれらはひとつになり、ドンカム・ジャウオ・スムガとよばれるようになった。ドンカム(枯れ木の意)の村名由来については伝説の項参照。

ロンジャ・マル…ロン(リン)国からやってきた。リンとはケサル王物語中の中心的な国のことだが、実在していた。

ニェントフ…フビライ汗のとき従軍してやってきた。言語的には、モンゴル語系土語60%、チベット語36%、漢語4%の比率になっている。

トルジャ…チンギス汗に派遣されてやってきた。

サンゲション…吐蕃ティソン・デツェン王の時代、唐との関係が修復し、吐蕃兵たちが漢人の女を嫁にして住み着いた。母は漢人、父はチベット人、という言い方をする。しかし周囲からはチベット化した湊族と捉えられることが多い。言語は漢語63%、チベット語37%の比率になっている。