結婚

 通常自由恋愛結婚だが、まれに両親が決める場合もある。婚約するとき、ふつう男が茶と酒、生地、帯、カタをもって相手方の家をたずね、「嫁にください」と申し込む。家族、親戚が一堂に会し、認めるかどうか話し合う。許諾されると、男は酒を十本以上女の父に贈る。父はそれを村中にふるまう。仲人は親戚から選ぶ(ひとりとはかぎらない)。

仲人は期日から食事、飾りつけ、必要なものを借りる、親戚・友人・村人に知らせるなど、すべてのことを担当する。結婚式のとき、いちばん奥の上座に座るのはアジャン (新婦の父)、ついでマシャン(母の兄、あるいは男の最年長者)である。あとはだいたい年齢順。はじめ新婦の家で式をおこない、ついで新郎の家でおこなう。

 新郎は4百から8百元、ときには千元以上の持参金をわたす。ニェントフでは持参金が高い場合1万5千元、安くても5百元という。新婦の衣装や装身具は、式のときじぶんで持っていく。出席者は50元から100元のお祝いを新郎新婦にわたす。

 結婚してあたらしい家に住むということはあまりない。ただ新郎の家に姉妹が同居しているときには新宅に移り住む。 結婚平均年齢は20から21歳。一夫一婦制。

*ロンジャでは、ボン教徒とンガッパの家族の間には婚姻がない。ボン教徒と仏教徒が半ばするダルジョンでは、比較的自由。