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 数冊の著書の中でランパは地底の体験を描いている。『第三の眼』でも、ラマをめざすイニシエーションの一環としてポタラ宮の地下深くの洞窟へと連れ去られている。そこで彼は巨人族の保存された体を見せられている。そして彼はノアの洪水以前の世界のヴィジョンを見る。そこでは巨人族が栄えていた。『古代の洞窟』の中で古代文明の人工遺物――謎めいたアトランティスの時代のマシーン――に満ちた大洞窟を彼は訪ねている。『かくのごとし』の中で彼は奇妙な象形文字が壁に埋め込まれたトンネルを導かれる。トンネルは白い壁で終わる。これは封印された地球内部への入口だと彼は教えられる。

 何年ものちランパはアガルタへ旅立ったと考えられる。『アガルタ訪問』に描かれる体験談である。

 本の冒頭でランパはUFOに乗り、ヒマラヤの洞窟へと飛んでいく。そこで彼は老いたマスター、ミンギャル・ドンドゥプと再会する。洞窟の暗闇の中でふたりのラマはお茶を飲みながら話をする。

 ドンドゥプは秘密の通路の存在を明かす。彼はランパを山の奥深くへと案内をする。何人かの冒険者たち(レオという名のガイドや獣人、誘拐された女を含む)のあとをついてホバークラフトに乗り、地球の奥深くへと連れて行かれた。

 彼らは大洞窟に着陸した。大洞窟の中は、光の渦巻く柱によって照らされていた。ドンドゥプによれば、この光の渦巻こそアガルタの入口だという。地球の内部の世界とつながる時空の通路があるのだ。

 光の渦巻へと数百人の人々が――覚醒した魂やすべての時代からやってきた精神的指導者たちが――行進していく。これらの男女はアガルタに集まっているのだ。ランパは畏れ多い人物たち――マダム・ブラヴァツキーやジャンヌダルク、ノストラダムスなど――を確認することができた。

 ランパとドンドゥプも行進に加わった。彼らが渦巻に入ると、バイブレーションが次第に増していった。即座に彼らは山腹にいた。彼らはすでにアガルタの王国に入っていた。

 

 


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