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彼女の二冊目の本は『呼びかけが聞こえる 地球のクジラ目からのメッセージ集』(1997)だった。これらはクジラやイルカのメッセージ集である。これら知的な――驚くほど明確に――生き物が私たちに海を汚染しないようにと嘆願している。彼らは自分たちを害さないようにとも懇願している。そして捕らわれているクジラやイルカを放つようにと頼んでいる。シーワールドに囚われの身となっているクジラ、コーキーのコミュニケが特集されている。
ロビンスの最後の本は『空洞地球からのメッセージ』(2003)である。メッセージはポルトロゴス図書館のミコスが発したものである。図書館は空洞地球内部深くの都市カタリアにあった。宇宙すべてから届いた書き物が水晶に刻まれ、ここに保管されているのだ。図書館の目的は、とミコスは言う。「社会と惑星の発展のためにガイダンスを与えます。それで人々は平和と発展のなかで暮らし、発展していくのです――ネガティブになったり、戦争をはじめありするのはよくありません」
ミコスはロビンスになぜ地底の文明が平和的なのか説明した。
そして彼は地上の住人がいかにねじまがっているかと嘆いた。
ぼくはミコス。地球内部の聖域からあなたに呼びかけています。ぼくはここに平和的に、神様が与えてくれたすべてに満足しながら暮らしています。地上のあなたはみじめで、貧しく、不安にさいなまれて暮らしています。なぜならあなたは自分にとって何がベストであるかを知っている、あるいは創造主より賢いと考えながら、自身を神から切り離していたからです。
しかしながらミコスは(彼は巨人である)私たちに希望を持っている。
あなたと宇宙がひとつであるという事実に対してオープンであるとき、あなたはあなたであることのすべてに対して目覚め、あなたの水平線を拡張し始めるでしょう。そして文字通り体のサイズを拡張していきます。高さも広さも大ききくなるのです。
あなたの心と体はつながっています。あなたの思考を拡張してください。あなたの世界を拡張してください。世界を拡張して成長と再生のほとばしりに体を反応させてください。
精神的、肉体的成長とも、とミコスは言う。遂げることができます。
それではダイアン・ロビンスの本の基本的メッセージとは何だろうか。アダマ、ミコス、私たちに話しかけるクジラのコーキーとは何なのか。アダマは要点を述べる。
私たちはみなひとつになって働いています。ひとつの大いなる愛の思いやりとなって働いています。ひとつの大いなる光の波となって大地の岸辺を洗っています。ひとつの大いなる道しるべとなってすべての大地の子供たちを家に呼び戻しています。神の存在の光がいます家に。(訳注:大地は複数形。地上の大地と地底の大地両者を指す)
そして彼は宣言する。
私はテロスにおける延ばされた人生から多くの智慧を得ました。この智慧を学びたがっている多くの人と分かち合いたいのです。私は現在、夜、内なる次元でいくつかの授業を受け持っています。もしこの授業を受けたいのであれば、夜寝る前に生徒になりたい旨を嘆願してください。あらゆる存在のレベルにおいてあなた自身を統御できるよう指南いたします。
シャスタ山の下でアダマは私たちを待っている――私たちの人生を意味あるものにするために。そして光の世界へいざなうために。
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