異端的イエス・キリスト
外典やグノーシス文書に慣れている者以外は、シルビア・ブラウンの守護霊フランシーンの言葉に驚くだろう。
イエスは処女から生まれたのではありません。ヨセフは実の父親なのです。だからといって神聖さを損ねるわけではありません。神はマリアを神のメッセンジャーであるキリストの母に選んだのですから。
処女懐胎を否定しているのだから、キリスト教の本流からすれば異端以外の何物でもないのだが、フランシーンによれば、そもそもマタイ伝とルカ伝の作者たちが、より神聖に見せるために処女懐胎の神話を利用したものだという。
イエスが生まれたのも、12月25日ではなく、本当は6月だった。ローマ人たちは彼らの冬至(西欧では12月21日)に太陽神を祝福した。この日、太陽神は生まれ変わり、リニューアルした。キリスト教はこの異教徒の祝日をイエスの誕生日としたのである。
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