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 タラバイの家は静かだった。私が水を飲んでいるとき、蜂のブーンと唸る音と蠅のブンブンという音だけが聞こえた。遠くには牛の鳴き声が聞こえた。

「クリシュナはバヴァ・グラヒです」とわたしは言った。「彼は捧げものが何であるかあまり気にしていません。しかし捧げものの背景にある意図に関心を持っているのです。クリシュナはすべての人にとって魅力的です。でも彼はわたしたちの信仰心に魅力を感じるのです。あなたのバクティの深さは、あなたの富や地位、学歴、美しさで決まるものではありません。これらは重要ではありません。誠実さがクリシュナの関心を惹くためにあばたが持てる唯一の通貨なのです。この物語の中で、裕福な国王と貧しいバラモンがおなじ純粋な愛を得ます。というのも彼らはおなじ通貨を持っているからなのです」

 わたしが結論を述べると、農民のひとりは、わたしの物語は国王とバラモンについてではないかと言った。彼はクリシュナが低カーストの人々に慈悲を見せるかどうか知りたかったのである。それはいい質問だった。わたしはインドにいるのである。その答えとしてわたしがかつてグルから聞いた子供たちの物語を話した。クリシュナが世俗的な地位に関してひいきをすることはないと彼は言った。

 

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