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 昔々、広大な土地に人類は移り住みました。人類はつぎつぎとやってくるのですが、男女の若者の姿は見えませんでした。ある日、星の道が整えられ、瑞星(ズ)に率いられた星が夜空を満たしていきました。ところが道が完成しなかったので、若者たちはたどりつくことができませんでした。またある日、草の道が整えられ、ヨモギ(プ)に率いられた青草が大地を満たしていきました。ところが地上の草の道が完成しなかったので、若者たちはたどりつくことができませんでした。またある日、樹木の道が整えられ、ホトトギスに率いられた樹木が山腹を満たしていきました。ところが山上の樹木の道が完成しなかったので、若者たちは来ることができませんでした。またある日、水路が整えられ、蛟竜(ル)に率いられた河川が伸びていきました。ところが蛟竜が川を下っていきますと、洪水が谷間に押し寄せてあふれました。そのため若者たちは移り住むことができませんでした。若者たちは、サコマルウァ村に家を建てて暮らしはじめました。また山を切り開いてレホマルズ村を建て、暮らしはじめました。

 

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