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(ジョル、ドゥクモの手を引いてどこかへ向かう) 

「いったい何? どこへ行くの?」(ドゥクモ) 

(ジョル、ドゥクモの腕を握りしめる) 

「話を聞いて!」(ジョル) 

(ドゥクモ、落ち着いた表情に) 

(岩の上に出る) 

「え?」 

「ドゥクモ、見えるかい?」(ジョル) 

(見晴らしのいい崖の上。眼下に大きな風景。リンの村が遠くに見える) 

「これがぼくらの国だ」 

「なんてきれいなの!」

「競馬でもいいし、狩りでもいい。闘いは恐いものさ。でもリンの王になるために、ぼくは参加するつもりだ。村から追放されたとき、ぼくはその国を失った。今度はこの国を自分のものとして、守っていきたいんだ」 

(ドゥクモはジョルの気概を感じて優しく見つめる) 


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