地球内部への旅 10 

パイユート族首長 

 

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 フェイト誌の1949年9月号に「部族の空飛ぶ円盤の記憶」というタイトルの記事が掲載された。著者はナバホ・インディアンのオゲ・マケという人物である。

 オゲ・マケによると、彼はパイユート族のある老人を探しにパナミント山脈の麓へ行ったという。そこで老人と会い、彼が目撃した空飛ぶ「神秘的な船」について質問をしている。「空飛ぶ円盤というのは部族にとって新しい現象なのか」とオゲ・マケはたずねた。「ナバホ・インディアンはずっと昔からその現象を知っていたのか、それとも伝説の中に貯えられた知識なのか」

 夕暮れ時にふたりは火の横に坐り、ともにタバコを吸った。老人はオゲ・マケに物語を語りはじめた。



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