変化に対する恐怖 

 悲劇が無垢な人々を襲うとき、わたしたちは混乱してしまう。世界は残酷で、無意味に思える。そしてわたしたちは信仰を失う。しかしながら、より深く、霊的に結びつけば、人生と世界の受け止め方は変わっていく。神の愛の力によってそれは起きる。見えなかったものが見えるようになる。優勢だったカルマの法が背後に退却し、無限に高い現実的なるものが前方に出てくる。明らかに不愉快だった人生の物語は、一歩引いて眺めると、心地よい人生の物語となっているのである。神の愛の光に踏み込むとき、幻影の暗闇は追い払われる。この光はすべてのものの、すべての人の内側も、外側も照らし出すが、わたしたちはしばしばそれを見ることに失敗する。神のやさしさは最高にパワフルだが、無限に柔らかく、甘く、穏やかである。それに触れられることによってわたしたちには目が与えられ、その目で人生の予測不能の状況の向こう側を、至高の友人の愛する手が届く範囲内にあることを認識することができる。手はそこにあり、わたしたちを守り、力を与え、かくまってくれる。そして究極的にはわたしたちに解放を与える。そのような恩恵を信頼することによってわたしたちは恐怖のはるか上まで持ち上げられるのである。

 

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