比類のない贈り物
わが敬愛するグル、プラブパーダがはじめてアメリカに来たとき、彼は神の愛のメッセージを教えるために、ニューヨークのロウアー・イーストサイドの小さな老朽化した事務所を借りた。貧弱な始まりであるだけでなく、彼が賃貸契約を結んだとき、じつは二か月目の部屋代を払えそうになかった。その前に入っていたのはマッチレス・ギフト(比類のない贈り物)という名のギフト・ショップだった。そして彼がそこに移り住んだとき、前面のウインドウの上にはまだネオンサインが残っていた。生徒がネオンサインを変えようとしたとき、プラブパーダはほほえみながら言った。「そのままでもいいかもしれないな。バクティは比類ない贈り物なのだから」
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