034−035
(だれかが登場。ぽかんとするメトラツェ)
「天の配剤とは」
蓮華大師(パドマサンバヴァ)
蓮華大師の顔
「天の配剤とは、人の世界で起こることは天で決められるということじゃ」
(いぶかしげな表情のメトラツェ)
「あなたは誰? ここで見たことはないわ」
(杖を持ち出す蓮華大師)
「わしが誰であるかは重要ではない。ただそなたに贈るものがある。これは重要なものである」
(杖を掲げる蓮華大師。背景が暗転。雷が光る)
(暗黒の空。雷がメトラツェに直撃する)ピカッ!
(雷の光に包まれるメトラツェ)「ああ」
(山の風景)
虎年の十二月十五日、神の子が人間世界に誕生した
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