080−081
(動物たちに取り囲まれる母子)
「何これ!?」「ネズミ!?」
(片目のネズミのバケモノが前に出る)
「おれたちゃ強盗団だ。こんなかっこいいネズミ、見たことないだろ!」
(唖然とする母子)
「しゃべれるネズミだ!」
(片目のネズミのバケモノを前に、ジョル、余裕の表情)
「おまえたちのなかで兄貴分はだれか?」
「当ててみろ! 三度チャンスをやる」(と片目のネズミ)
パシッ!
(いきなりジョル、ネズミにパンチを浴びせる。ネズミ、のびてしまう)
(ほかのネズミたち、恐れをなしてしまう)
「一発のパンチに耐えられないとは、兄貴分じゃないな。おいおい、逃げるなよ」
(ジョル、ほかのネズミたちにたいし、挑発的)
「かかってこいよ。遊んでやるぜ」
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