092−093
(草の上に倒れ込む悪党たち)
「いてえ」「あ、た、た」
(怒りが収まらない竜王)
「まだ終わってないぞ」
(竜王の青い顔アップ。蛇の装飾)
「死ね!」
シャーッ、シャーッ!
(光の矢が落ちてくる)
ドーン!
(光の爆発)
「しばし待たれよ!」(と声)
(落ち着いた表情の竜王)
「大師、なぜ邪魔をする?」
(影が現れる)
(それは杖を持った蓮華生大師、すなわちパドマサンバヴァだった)
「竜王よ、もしとどめの一撃を加えたら、戦争が勃発するかもしれぬ」「それほどの価値があるできごとではないだろう」
(地上に降り立つ大師)
「もしまた魔王が騒ぎ立てることがあれば、竜王であるわしはまたやってくるだろう」(と竜王)
(竜王、母子に近づく)
「娘よ、孫よ、さぞ驚いたろう」
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