130−131
(数匹の犬が出てくる)
「猟犬がこんなにたくさんいるなんて!」
「フール!」
「フールはついに行方不明になっていた仲間を発見したのだわ」(とドゥクモは思う)
(犬たちは何やら話し合っている)
「何を話しているの?」
「おれが知るわけないだろ!」
(犬たちがサッと脚を出して何かを指す)
(ジョルとドゥクモ、そちらに顔を向ける)
(遠くに大きな雪のかたまり)
「あいつ、ここにいたのね!」
(雪のかたまりの中に赤い色が見える)
(ジョル、近づいていく)
(雪のかたまりの前に立つジョル)
バシッ!
(勢いをつけてジョル、両手を雪に突っ込む)
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