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王者の心 

(雲の上、高峰の頂)

(石組み、茅葺の家)

(立派な姿の三叉鉾を持って立つ蓮華生、ことパドマサンバヴァ。後方にジョルの母)

「北方の妖魔の勢いが日に日に増しておる。この目で状況を見なければならぬ」

「大師さま、行かれるのですか」

「そうだ。リン部落が移住したら、競馬大会を催さなければならない。ジョルにはこれに参加してもらう」

「国王選びの競馬のことですね。しかしジョルはあまり興味を持っていないようですが」

(蓮華生の顔のアップ)

「あの子は望んでいないだろうな、フフ」

「わたしなら、あの子をその気にさせてみせましょう」


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