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(遅れを取り戻そうと急ぐジョル。何かが出てきそうな荒涼とした谷) 

「さっきこのあたりで妖怪を見かけたのだけど」 

(土煙の中をタッタッタッと進む) 

(何かを感じる馬) 

(回想するジョル) 

「この小わっぱめ! 待ちやがれ!」(妖怪たちが叫ぶ。手前に矢がささった妖怪の死骸)

「やつらはかならずまたやってくる」(ジョル、心の中で思う) 

(荒涼とした峡谷を疾駆するトトンとギャツァ) 

「このあたりに罠が仕掛けられていたぞ、たしか」(トトン) 

「見つけたぞ!」(トトン) 

(馬が仕掛けを踏んでしまう) 

ドーン! 

(土煙が上がる) 


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