176−177
(遅れを取り戻そうと急ぐジョル。何かが出てきそうな荒涼とした谷)
「さっきこのあたりで妖怪を見かけたのだけど」
(土煙の中をタッタッタッと進む)
(何かを感じる馬)
(回想するジョル)
「この小わっぱめ! 待ちやがれ!」(妖怪たちが叫ぶ。手前に矢がささった妖怪の死骸)
「やつらはかならずまたやってくる」(ジョル、心の中で思う)
(荒涼とした峡谷を疾駆するトトンとギャツァ)
「このあたりに罠が仕掛けられていたぞ、たしか」(トトン)
「見つけたぞ!」(トトン)
(馬が仕掛けを踏んでしまう)
ドーン!
(土煙が上がる)
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