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ダダッ 

(トトンの乗った馬、全速力でゴールへ向かう) 

(ドゥクモ、群衆を離れる) 

(懐の短刀を抜く) 

(父親の姿を浮かべ、涙ぐむ) 

「お父さん、ごめんなさい」 

(ドゥクモ、短刀の刃を喉元に当てる) 

「こんな男のもとになんか嫁ぐくらいなら、死んでやる!」 

(ゴール前、群衆の歓声を聞きながらラストランのトトン) 

(勝利を確信したトトンの自信にあふれた顔) 

「財宝、美女、権力……強者、英雄とはこういうものなのだ。黄金の王座とは」 

(王座の前に到達) 

「わしのような者にこそふさわしいのだ!」 

グォー、グォー! 

(突然の唸り声。だれもが耳をふさぐ) 


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