196−197
(槍をもった豹の妖怪あらわる)
カーン、カーン!
(豹の妖怪の槍の刃とトトンの剣の矢が激しく交わる)
(刃をあわせてにらみあう両者)
「おまえの主人のルツェンは昔の恩をあだで返すのか」
「おまえら弱小の国に王などいらぬわ!」
(センロンや総監は驚いて見ている)
「あの妖怪だ!」
(妖怪とトトンの激しい一騎打ちを群衆も驚いて見ている)
「トトンさまが妖怪と闘っているわ!」
ヒューン、ヒューン!
(突然矢が雨あられのごとく降ってくる)
(不意を襲われた豹の妖怪)
(妖怪、たくみに矢をかわす)
(目の前に蓮華生大師が現れる。まわりにはリンの参加者の勇士たち)
(妖怪、愕然とする)
「蓮華生大師!」
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