198−199
(蓮華生大師の前で、妖怪たちがつむじ風のようにぐるぐる舞っている)
(びゅんびゅんと舞いながら妖怪が去っていくのを、トトンは眺めている)
「いまこそチャンス」
ダダダッ!
(トトンの馬、王座に向って突進していく)
(しかし馬の足元に矢が降ってきて、行く手をさえぎられる)
(動揺するトトン)
「おまえら、何を考えているのだ!?」(トトン)
(そこに立ちはだかるのは、ギャツァら競馬参加者の勇士たち)
(王座の前でにらみあうトトンと数人の勇士。群衆はそれを見てとまどう)
「どうしたんだ?」「何が起こったのだ?」
(トトンを指差して大声をあげるギャツァ)
「おまえに王座はふさわしくない!」
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