200−201
ツァンパ・ンゴルク (リン国三大美男子のひとり)
(さわやかで公明正大なイケメン)
「王座は、自己を犠牲にしても、仲間を助ける者にこそふさわしい!」
クンシェ・ティクポ (リン国占い師)
(鳥の羽根を頂に挿した帽子をかぶった賢者の風貌の老人。白馬に乗る)
「超能力を駆使し、妖怪を倒せる者こそ王座にふさわしい!」
クンガ・ニマ (リン国大医師)
(医師の印である平たい帽子をかぶった信頼の置ける人物)
「医療に頼まず、自力で競馬に勝った者こそ王座にふさわしい!」
(群衆、ざわつく)
「だれのこと?」
(無言の蓮華生大師)
(ギャツァが競馬のコースの方向を指す)
「まちがいなく、王座がふさわしいのは」
(遠くから馬に乗った人がやってくる)
「あのかたである! リンの本当の英雄だ!」
(ジョルが颯爽とやってくる)
「よかった、間に合った! 遅くなってしまった!」
(あどけない表情のジョル)
「兄ちゃん、みんな、ごめん!」
ワアアア!
(群衆は大喜び)
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