聖なる光の贖い
006−007
第1章 白と黒の世界
暦のはじまった頃……。
(穴から見える荒涼とした景色)
チベット北部のヤルカムという地域に、ツェリンモポという名の平原があった。
(穴から出てきて左右をキョロキョロ見回しているのはネズミだった)
この地域は危険だらけで、荒れ果て、人煙もまばらだった。
(手前に大型哺乳類の骨。草一本生えていない岩だらけの山肌に廃墟のような建物)
人はこの里をこう呼ぶ
(ネズミのアップ)
鬼の地
(険しい岩山。岩にしがみつくような家々。手前に荒波の海と動物(ヤク?)の白骨)
⇒ NEXT