冥界旅行 目次  宮本神酒男編訳 

 

あの世の旅路 ブライアン・J・クエバス 

1 地獄からの帰還 
      チベットの民間宗教 
      旅行者の物語 
      文献 

2 チベットの主婦の旅行 
      死の経験 
      恐ろしい死体 
      見えない者の絶望 
      地獄への旅 
      冥界の地図作り 
      他者と会う 
      死の神ヤマ 
      地獄の亡者の裁判 
      家に帰る 

3 絶望のラマ 
      
死、犬、悲しみの出迎え 
      向こう側の世界 
      玉座の前の裁き 

4 若い貴族の婦人の帰還 
      消滅 
      性の問題 
      自分勝手な亡魂 
      生前のツアー 
      起き上がる遺体 
      死の世界からの使者 

5 僧衣を着た亡霊 
      四つの恐ろしい敵 
      亡霊 
      同情的なガイド 
      国王の宮廷で 

6 語り部 
      六字真言を唱えつつさまよう師 
      結論に至る  

 

仏教霊験記について リウ・ヤーディン 

序 霊験記の定義 出典 研究 方法と構造 

上 

1 舎利 

2 仏像 

3 地獄 

    地獄の観念の流入と入冥霊験記の起源 

    冥王の賞罰 

    敦煌文書の入冥霊験記 

    滅仏と滅罰 

    地獄の意義 

4 浄土 

5 天花 

6 『観世音経』などの霊験記 

7 『法華経』などの霊験記 

8 『金剛経』などの霊験記 

下 

1 道術 

2 霊験記と文学 

3 霊験記と歴史 

4 霊験記と宗教 

結論 


異界への旅 キャロル・ザレスキ 

T 

1 広角の視点から 

2 キリスト教の四つの異界の旅 

   聖パウロの幻視 

   大グレゴリウスの対話 

   ドリセルムの幻視 

   聖パトリックの煉獄 

 

U 

3 異界:中世の旅行記 

   肉体からの脱出 

   案内 

   異界旅行 

4 障害 

   炎 

   試練の橋 

   おこないとの出会い 

5 再入 

   変容の幻視者 

   使者としての幻視者 

   使者としての語り手 

   幻視と再幻視 

   幻視の解釈 

 

V 

6 死の床の幻視から死後の人生まで 

   19世紀と20世紀の先駆者 

   死後の人生:新局面 

   調査する者たち 

7 異界:現代の旅行記 

   死と臨死にたいする態度 

   魂の比喩 

   識閾 

   冥界旅行 

   光 

   審判 

   天界への落下:神秘的な状態と全体の幻視 

   異界の地形 

   異界の人口統計 

8 生への帰還 

   戻れない限界線への接近 

   変容の幻視者 

   幻視者とインタビュワー 

 

W 

9 恍惚と統計 

   信任状 

   証明 

10 説明と反説明 

   死者はどこに? 

   死のモデル 

   自然の原因 

   反論争 

11 臨死体験の評価 

   体験者の主張 

   二重の幻視 

   身体上の形象 

   解釈の疑問 

   生きるべきもう一つの世界 

   オリエンテーション 

 

補足 

中世西欧の幻視の年代記